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wavy70FD紹介 [微軟謎(MSX)]

 某巨大SNSで「MSXべーしっ君」のことが話題になっていたので、久々に我が愛機、wavy70FDを引っ張り出した。ついでに少々写真を撮ったので紹介する。

 えーと、1行目について、はじめにまず解説を。

 「MSXべーしっ君」とは、MSXのBASICコンパイラで、ASCIIが発売していたもの。
 wavy70FDとは、三洋電機が発売していた、MSX2+の製品名。
 この2つがなぜ結びつくか、というと、wavy70FDには「MSXべーしっ君」と同等のBASICコンパイラを内蔵していたから。

 まず、wavy70FDの箱から。

 20080508_wavy-01.jpg

 ついでに、今はほとんど見ることがなくなった、アナログRGB21ピンの端子。

 20080508_wavy-02.jpg

 で、こちらがwavy70FD。実は、個人的に所有した初めてのパソコンだったりする。MSXはMSXとMSX2は多くのメーカから発売されていたが、MSX2+になると、パナソニック、ソニーと三洋電機の3メーカからしか発売されなくなってしまった。(turboRはパナソニックだけだけど)。一般的にメジャーだったのはパナソニックとソニーで、三洋電機は「第3のメーカ」的位置づけだった(値段も他の2社と比べてちょっと高かったような記憶がある)が・・・・個人的には、これが一番よいと思う。今見ても、結構格好いいと思うんだけどなぁ・・・・。

 20080508_wavy-03.jpg

 それに、なんといってもwavyは、説明書が充実していることも特筆すべきものであった。おそらくどのメーカよりもすばらしいものではなかっただろうか。

 20080508_wavy-04.jpg

 ん~、ぼろぼろだなぁ。一番上の「MSXプログラミング入門」という水色の説明書は、BASIC説明書で300ページ弱ある。こんなメモリーマップとかも書かれている。

 20080508_wavy-05.jpg

 個人的には、このあとパナソニックのA1ST(turboR)を購入したのだが、パナソニックのMSXにはこんな立派な説明書はついていなかった。いまだに、MSX-BASICに関して、この説明書は僕にとってはバイブル的存在である。ぼろぼろ具合はその証明ともいえる。


 そして、こちらが拡張BASICの解説書。先ほどの水色の説明書はMSX2までの内容しか書いていないため、MSX2+で拡張された部分と、非標準であるBASICコンパイラについては、こちらで別に解説しているのだ。

 20080508_wavy-06.jpg

 BASICコンパイラの説明(アップ)。

 20080508_wavy-07.jpg

 20080508_wavy-08.jpg


 こちらが、BASICコンパイラ用の命令語。水色の説明書もこれと同様、「動き」「書き方」「説明」が懇切丁寧に解説されている。すばらしい。

 20080508_wavy-09.jpg

 20080508_wavy-10.jpg


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コメント 2

通りすがり

私もWAVY70FDを持っていました。
買ったのは1993年頃だったように思います。
電波新聞社のベーシックマガジンの通販ページより購入しました。
これはラーメンライス好きのKAGEさんと、ツグミさんが出てくる、
プログラミング投稿型の雑誌です。
価格は44800円くらい。WAVY70FD2は51800円と高かったです。

BASICコンパイラ内蔵であれば2ドライブの意味ってあったのですかね。
当時のPC9801はN88日本語BASICディスク用と保存用に分かれていましたよね。

こちらの記事にありますように、私もMSXプログラミング入門書が朽ち果てていました(笑)似たような朽ち果てた姿でびっくりしました。
最終的にはFDが壊れてハードオフ行きになってしまいましたけどね。

by 通りすがり (2016-01-09 20:07) 

通りすがり

自己レスします。
2ドライブのうち、1ドライブはゲームやアプリのROMディスク用ですね。
もう1ドライブは保存用ですね。PC9801と同じ用途っぽいです。
FDを読み込む時のブォーンという音が忘れられませんわ。
by 通りすがり (2016-01-09 21:05) 

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