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すごいぞ、マタチッチ~我が祖国 [古典音楽]

 年末、時間があったので、これまで買っていながら聴いていなかった曲を何曲か聴いた。

 もっとも価値があったのが・・・・マタチッチの「我が祖国」!!!


スメタナ:連作交響詩「我が祖国」 マタチッチ指揮ウィーン放送響

スメタナ:連作交響詩「我が祖国」 マタチッチ指揮ウィーン放送響

  • アーティスト: スメタナ,ロヴロ・フォン・マタチッチ,ウィーン放送交響楽団
  • 出版社/メーカー: WEITBLICK
  • 発売日: 2008/09/26
  • メディア: CD



 宇野氏が書いているライナーノートの「我が祖国の過去の名盤といえばスメターチェク」という意見には、大いに反論がある。過去、この言葉を信じて実際にCDを買って聞いたが、少しも僕の心に響いてくるモノはなかった。わずかに第2曲「モルダウ」は、聴いたことがある曲だなぁ・・・と思った程度。

 しかし、今回のマタチッチ版は・・・・やられた。マタチッチ版についての宇野氏の意見「第1曲「高い城」の冒頭、ハープが弾く“高い城”の動機の雄弁なこと!これだけで聴き手の心はわしづかみにされる。」は、全く的を得ている。何も知らずに、このハープの紡ぐ音をきいて、その美しさに心を奪われるのではないだろうか?
 そして、第2曲「モルダウ」。とても美しくて、切ない。初めて聞いたときには、不覚にも涙がこぼれそうになった。何も考えず、音に身をゆだねることで、至福の時間が得られる。

 2枚組で、非常に長い曲だが、無理をして全部聞く必要もないだろう。(聞かずにはいれなくなるが) とりあえず、前2曲だけでも聴いてみて欲しい。


 マタチッチは、昨年末にかけてN響のライブCDが発売されたので、まとめて買っている。また、感想を書く機会もあるかと思う。



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