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enelog という雑誌を見た [博客(ブログ)]

 今日、enelog という冊子を見た。発行しているのは、電気事業連合会。(この冊子は、インターネットでも公開されている)

 表紙をめくると、こちらの写真が飛び込んでくる。

20111213_bg_main.jpg

 この写真は、東京電力の袖ヶ浦火力発電所。今年の夏の需要に間に合わせるため、海外から緊急でリースした102台のガスエンジンを2ヶ月で設置したそうで、東京電力ではこのような方法で7箇所の火力発電所に170万キロワットの緊急設置電源を調達したとのこと。

 東京電力限らず、電力の供給義務を負っている電力会社はさまざまな方法で、この夏の電力需要をまかなうために奔走したのだと思う。この写真を見て、なお、「原発を停止してもこの夏は乗り越えられたんだから、原発は不要」などと言い切れるのだろうか?わたしには、そんな無責任なことはいえない。この写真を初めて見たとき、不覚にも感動して涙が出そうになった。

 震災直後、東京電力管内では輪番停電(計画停電)が実施された。法的に供給義務を負っている電力会社としては断腸の決断であったと思う。供給義務を負っている以上、可能な限り電力送りたい・・・その気持ちが、輪番停電の時間でも対象の地域に電気を送り続ける、という姿勢に現れたのだと思うが、マスコミの報道はあべこべで、ともすれば輪番停電の時間中に、対象地域に電気を送ることを揶揄したものも見受けられた・・・電力会社としてはやりきれなかったと思う。電気が来るなら来る、来ないなら来ないではっきりしてくれ、という気持ちもわからないではなかったが、電気が送られていることに恨み節・・・というのはいかがなものだったのだろう。

 この夏は、全国的な節電風潮もあり、電力需要がピークを迎えるときに大停電が発生するようなことはなかったが、今後はどうなるかはわからない。福島原発の事故原因を明確にした上で、その原因に対して十分な備えができているものから速やかに再稼働すべきではないかと思う。

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