自己嫌悪

　今日は結局，１５時に名古屋発のしなので帰ってきました。




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　今回名古屋に行った目的は，８月の住所変更の総括（平日にしか住所変更ができない箇所に行ってきた）だったわけだが，当然，その合間になじみだったスターバックスにも行ってきた。

　しかし・・・・アメリカーノがうまくない。もともと，名古屋にいたときにも，信頼できるバリスタさんの時にしか注文はしなかったのだが，そのバリスタさんによるモノであっても，うまくない。アメリカーノを注文できないときに，アッサムブラックティーラテを飲んでいたから，ということもあるかもしれないが・・・やはりうまくない。

　以前だったら，作り直してもらっていたのだが・・・・なんか，言い出せなかった。久々に名古屋にきたんだから，わざわざ憎まれ口をたたいても・・・・と，自問自答（自己弁解）をしている自分がいた。土曜・日曜と，不満を持ちながらも言い出せず，それらの店から去った。

　そして今朝・・・・オアシス２１のお店で，信頼しているバリスタさんがラ・マルゾッコの前にいて，明らかに作ってくれる状況にあったにもかかわらず，トールアメリカーノの注文を躊躇してしまう自分がいた。『また，おいしくないかもしれない』『おいしくなかったときに，作り直してもらうことを言い出せない』・・・結局，アメリカーノは注文せず，マンゴーパッションフルーツフラペチーノを注文してしまった。

　僕は，スターバックスのホットアメリカーノが好きだ。ドリップコーヒーのアメリカンとは明らかに違う，エスプレッソのお湯割り。ラ・マルゾッコの場合，作り手によってかなり味にばらつきがあるけど，『これがコーヒー豆から抽出されたものなのか』と疑いたくなるような，甘みすら感じるその味には，恍惚さえも覚える。
　
　『スターバックスは高いから』という人もいるけど，プロによる仕事には，それ相応の対価が支払われるべきであると僕は思う。『作り直し』を要求していたのは，プロとしての仕事（＝こちらの支払った対価に相応した仕事）が果たされていない，との判断からであり，嫌がらせではない。本来，まずければ何も言わずに去り，次からは行かなければいいだけなのだけど，僕はスターバックスが好きだから（他の人にも好きになってもらいたいから），まずければまずいと伝えてきたし，旨ければ『旨かった』とはっきり伝えてきたつもりだ。

　だけど，今回はそれができなかった。

　しなのでの帰り道，激しい自己嫌悪が僕を襲った。




　今度名古屋に行くのは，帰省で立ち寄る今月２８日。次はしっかりと伝えようと思う。