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自炊に挑戦! [ダル・電子小物~PDA]

 自炊、というのはネット用語だろうか。ちょっと調べると2ちゃんねる発祥の隠語で、 「自分で漫画や雑誌、書物などを電子化する」とある。

 僕の場合は、先日購入したDailyEditionのためと、自室の整理のために、自炊を敢行した。

 自炊に当たっては、魚石庵さんのページを参考にさせていただいた。こちらでは、本を3種類(小説/戯曲、コミック、雑誌/ムック)に分類し、ScanSnapでの設定を変更されていたが、私はさらにもう1種類「文字本」というカテゴリーを設け、4種類を使い分けることにした。

画質カラーモード読み取り面ファイル形式文字くっきり
小説/戯曲スーパーファインカラー両面jpeg
コミックスーパーファイングレー両面jpeg ×
雑誌/ムックスーパーファインカラー両面pdf
文字本スーパーファイン白黒両面pdf


 「文字本」というのは、いささかわかりにくい概念だが、要は、ほとんど文字しかない本のことだ。このカテゴリーを追加した理由は、以下のとおり。

・ScanSnapのスーパーファイン画質は、カラー/グレーは300dpi、白黒は600dpiで、将来的なハードの高解像度化を考えた場合、自炊時には極力高解像度で落とした方がよいと判断できる(画質にエクセレント(白黒1200dpi)を選択する手もあるが、エクセレントはスキャンスピードが1/4程度に落ちるため採用しにくい)
・グレーと白黒は似て非なるモードで、白黒は解像度を倍(ドット数としては4倍)にしても、データ量は圧倒的に小さくてすむ(1ドットあたりの情報量が白黒の場合1bitしかないため)
・自炊元の書籍の紙は真っ白、ということはほとんどなく、グレーでスキャンした場合は紙の部分は何となく薄暗くなる。また、紙のヨレ等があるとそのヨレ具合がグレーの色調で再現されるが、白黒2値ではそのようなことはない(大抵、白側に判断される)

 僕の場合は、実際には「小説/戯曲」の設定を利用せず、代わりに「文字本」の設定で自炊している。

 「文字本」設定でpdfファイルにしたファイルをそのままDailyEditionにコピーして読んでもいいが、僕はさらに一手間加えている。まず、「文字本」設定でpdfファイルにしたものを、AdobeAcrobatで開き(ScanSnapに同梱)、名前を受けて保存でtiffファイルとして保存するのだ。ちなみに、設定はこのとおり。

20100821-1.jpg

 解像度に「236.22 ピクセル/cm」を選択していることがポイント。これが600dpiのことなのだ。解像度はプルダウンで選べ「自動」という選択肢もあるのだが、時々うまく変換されないことがあるので、最初からこの値を固定で選んだ方が失敗しない。

 この方法で保存すると、1ページ毎に連番のtiffファイルがページ数分作成される。このファイルを、魚石庵さんの所でも紹介されているツールChainLPで読み込み、lrfファイルで保存する。(DailyEditionの場合) 保存に際して「ページ補正」にチェックを入れておけば、本の余白部分をうまく除いてファイルを生成してくれる。

 pdfに比べるとファイルサイズは大きくなってしまう(lrfファイルの内部保存形式がJpegのためか)が、余白がなくなった分だけ大きな文字で読むことができるので、大変読みやすくなる。

 少々面倒だが、これはScanSnapがカラー/グレー以外のカラーモードではjpeg保存ができないため。仕様と割り切ってしまうしかないだろう。


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