第9短評-08 朝比奈隆(1977) [古典音楽]
8つめも、朝比奈先生。
朝比奈先生としては、2回目のベートーヴェンの全集。いわゆる「70年代の朝比奈」を代表する名盤のうちの1つだ。1977年の録音。
安心できる、いわゆる朝比奈先生の音だ。もう、永遠に戻ってこないであろうが・・・・良くも悪くも、朝比奈先生の音。こういう言い方は贅沢であるのだけれど・・・・朝比奈先生のほかの録音に比べると、面白みはあまりない。僕にとっては、コンヴィチュニー版を聴いていたときに感じるような、ある種の安心感を感じる録音だ。
この録音もライブだが、1回目と違い、フィナーレはかなりハイテンポで狂い気味。演奏後の観客の一部が叫んでいるのが録音されているが、これくらいならまだ許せる。
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