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祝!ムラヴィンスキー氏生誕105年~ウィーンのムラヴィンスキー再評価1 未完成 [古典音楽]

 先日、6/4にスターバックスで新しいドリンクメニューが発売される(たぶん、フードメニューや新タンブラー等も出ると思う)ことをブログに書いたが、6/4といえば、僕にとってはムラヴィンスキー氏の誕生日がまず筆頭。(昨日から明日まで、会社の研修設備に缶詰で、どうせスタバには行けないので、何も書けないし)

 で、生誕105年を記念して、というわけではないが、ムラヴィンスキー氏の録音として古くから知られている「ウィーンのムラヴィンスキー」シリーズについて、紹介しようと思う。

 最近、日本公演のプライベート録音など、最近、ムラヴィンスキーの録音は数多く発売されているが、「ウィーンのムラヴィンスキー」とは、録音がまだ少なかったムラヴィンスキーが生きていた頃も発売されていたもので、1978年6月のウィーン芸術週間に、レニングラードフィルがウィーンのムジークフェライン・ザールで開いたコンサートを収録したものだ。このコンサートは、テレビ録画もされているはず(大学時代、レコ芸に小さな広告を出していたトコロから、全曲のダビングビデオテープを10万で買わないか、と打診されたことがあったが、当時は金がなく、手が出なかった)・・・・なので、将来、発売されるといいなぁ、と思っている。

 CDでは4枚、発売されているが、そのうち、個人的にもっとも気に入っている「未完成」のCDを紹介しよう。


Wiener-unfinish1.jpg

Wiener-unfinish2.jpg

 これは、僕のCD購入歴にとっても初期のもの(ムラヴィンスキーのCDとしては5枚目以内)で、思い入れが深い。

 ムラヴィンスキーの「未完成」には、ほぼ同じ時期、1978年4月にレニングラードで録音されたCDも存在する。

unfinishi-01.jpg

unfinishi-02.jpg

 どちらがよいか、というと、甲乙つけがたい。絶対選べ、といわれたら、レニングラードの録音(後者)になるのだが。

 ウィーンの録音(前者)はレニングラードの録音に比べて、熱い。シューベルトの本場ウィーン、ということで、ムラヴィンスキーも楽員も燃えているのだろうか?レニングラードの録音は、「上善水の如し」という感じで、冷徹の中にも熱い情熱が封じ込まれている感じだが、ウィーンの録音は、情熱がほとばしりすぎて表面にも現れている感じだ。どっちがいいか、というと、人によって評価が分かれるだろう。

 ちなみに、録音(音質)はかなりよい。ウィーンの録音は、ホールのせいか、音の反響があり、悪く言えばちょっとこもった感じがしないでもないが、聞いているうちに気にならなくなる。

 カップリングのウェーバー「オベロン」も熱い。後者のCDにも「オベロン」がカップリングされているが、録音時期はちょっと後の1982年1月。「未完成」と同じことが言える。


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